karinto lab

国際バカロレア(IB)のMYPとDP認定校で理科と生物を教えています。

オンライン授業

オンライン授業を始めてみて  

オンライン授業を始めて1ヶ月経ちました。

授業は自宅で行っているのでとても楽です。通勤電車に乗るのがいかにストレスだったのかを感じます。通勤生活に戻りたくない…。戻れない…。

 

生徒と話してみると、当たり前ですがオンライン授業で何も問題無いという生徒と、友達と気軽に雑談できないから登校する方が良いという生徒がいます。

オンライン授業にストレスを感じる生徒がもっといるだろうと思っていたのですが、案外思っていたよりもその数は少ないように思います。

それよりも、家族とずっといることのストレスや、外出できないことのストレスを感じているようです。

友達と話せないことに関しては、授業外でラインやインスタなどでコミュニケーションはとれている生徒も結構います。

インスタグラムでライブ配信をすることで、離れたところにいる友だちと一緒に散歩を楽しんだり、オンラインでテレビ電話をしながら一緒に勉強するなどしているようです。

普段からラインで動画を繋ぎながら課題をしているという話も聞いていたので、オンラインでコミュニケーションをとることに慣れているのでしょうね。

 

オンライン授業のやり方

オンラインでの授業を考えるのは、私はすごく楽しいです。もともと色々試してみるのが好きなので、いろんなアプリやサービスを試しています。

今週はpadlet とjamboardを使ってグループワークをしてみようと思います。

 

今までやってみたのは…

①高3 生物(選択)

すでにオンライン上に公開されている生物の動画を見てノートを取り、範囲に該当する問題集を解くという、普通のやり方です。

その週に見るべき動画、問題集の範囲を指定しておき、その週末を締め切りとして、動画を見てまとめたノートと問題を解いたノートをgoogle classroomで提出してもらいました。

動画を見るペース、問題を解くペース、順番などは個人に任せましたが、どこまでやるべきかはこちらで決めました。

このやり方は思っていたよりも皆真剣に取り組んでおり、対面で授業をしていたときよりもきちんとノートを取れているし、問題も期限までに提出できていました。

 

②高3・高2 IB biology

IB(国際バカロレア)コースです。

授業のやり方は、あらかじめ教科書の範囲を指定しておき、予習としてその範囲をノートにまとめて来てもらった後に、 授業ではその知識を使ってこちらが設定した問に文章で答えてもらったり、jmolというオンライン上で分子構造を観察できるアプリケーションが埋め込まれたサイトを使ってグリコーゲンとアミロペクチンの違いを考察する、などのグループワークをしました。

jmolが埋め込まれたサイトは例えば以下です。

www.biotopics.co.uk

アミロースの様子はこちら↓

www.biotopics.co.uk

 

グループワークは、zoomだとブレイクアウトルームでグループに分けることができるのですが、本校で使用しているgoogle meetだとそれが簡単にできません。

あらかじめmeet のURLを複数取得しておき、それぞれのグループに一つmeet のURLを渡しました。生徒個人では作成できないので、教員があらかじめ作成しておきます。

それぞれのmeetに同時に教員は参加することもできるのですが、私が入ると雰囲気が変わってしまうので、入らないでグループワークをやってもらっています。

グループでどんな議論になっているか見えませんが、google docsで議事録のようなもとを取ってもらうとか、padletを使用して進行状況が全員に見えるような形にすると良いのかも。