karinto lab

国際バカロレア(IB)のMYPとDP認定校で理科と生物を教えています。

発達に偏りがある生徒に対する援助

 「ケーキの切れない非行少年たち」という本を読みました。

発達障害などの特性によって学校の勉強や友達との関係がうまくいかず、
犯罪に手を染めてしまう少年少女の現状を書いた本でした。

発達に偏りがある場合、例えば算数ができないからとドリルを繰り返し解かせても意味がなく、それをするために必要な力である聞く・見る・想像するなどの力をまず伸ばす必要があるという内容。

 

現在勤務している学校にも発達に偏りがあると思われる子たちがいて、黒板に書いてあることをそのまま写したり、言われていることをそのまま理解することが難しい場合があります。

これらの能力が欠けていると、学習は本当に難しくなるなぁという実感は、私もあります。

でも、それを解決するために何をすれば良いのか、全然見当がつかなかったんですよね。

 

この本ではコグトレというものを提案していました。

どんなものなのかまだ具体的なイメージは湧いていないですが、一度それに関する本を読んでみようかと思います。

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)